理系×理系 座談会 確定拠出年金の未来を考え、挑戦し、つくり上げる喜び

Member

  • 業務企画部 石川 聖彦

    2010年入社
    理工学研究科
    数学科専攻修了

    基幹システムを構築・補修する業務システム部、金融機関の対応を行う業務推進部を経て、2019年より現在の部署。猫好きで、休日は保護した黒猫と自宅でゆったり過ごす。

  • 第一業務センター 石塚 義敬

    2015年入社
    都市教養学部
    都市教養学科

    入社から4年間は業務システム部に在籍。システムの設計・要件定義などの上流工程を担い、2019年より現在の部署。クラブチームでバレーボールを続けている。

  • 構造改革推進本部 小保 啓介

    2013年入社
    理工学部
    経営システム工学科

    業務システム部(在籍6年)、業務企画部(在籍2年)を経て、2020年10月に構造改革推進本部へ。学生時代からクルマ好きで、休日は愛車で湘南ドライブを楽しむ。

※取材当時の情報です

Theme 01 JIS&Tへの入社を決めた理由

小保

社会貢献を軸に就職活動を始め、確定拠出年金制度の新しさと将来性に魅力を感じて志望しました。その他で興味があったのは交通インフラ業界です。鉄道を中心としたまちづくりで社会に貢献したいという想いもありました。大学では統計学の研究室で自動車市場縮小の要因分析を行っていましたが、OBの就職先もほとんどリンクしていなかったので仕事と結びつけて考えたことはなかったですね。

石川

数学(代数的整数論)を追求して大学院に進んだので、当初はアクチュアリー(※1)を本気で目指そうと考えていました。しかし、就職活動は多くの会社を見る機会。金融業界を広く見渡して探求しているうちに当社と出会いました。最終的な決め手は、選考過程でお会いした人事や役員の方のフレンドリーな人柄です。確定拠出年金制度に興味はありましたが、業務内容や報酬にはそれほどこだわっていませんでした。 (※1)確率論や統計学など数学的な手法を駆使して、将来のリスクや不確実性の評価を行う専門職

石塚

私も石川さんと同じく数学(代数学)を学んでおりましたが、志望したのはIT業界。大学でも部活(バレーボール)を続け、チームで一つの目標に向かって邁進することにやりがいを感じていたので、多くの人とシステムリリースという目標に向かってメンバーと協力しながら仕事をする、SEの職種に魅力を感じていました。
中でも要件定義等の上流工程に興味があり、JIS&Tを志望したのは、当時の業務システム部がそのイメージに近いと感じたため、入社を決めました。

Theme 02 現在の仕事内容とやりがい

小保

最新のIT技術を駆使した確定拠出年金の記録関連業務全般の効率化と関係機関および確定拠出年金の加入者・加入事業者向け新サービスの検討を行っています。JIS&Tの未来をつくるための変革をリードする責任とやりがいを実感しています。

石川

業務企画部が担っている業務の中に、顧客向けのサービスの企画・立案があり、その最大のテーマの一つであるペーパーレス化へ取り組んでいます。ペーパーレス化の一番のメリットは、加入者さまが必要としている情報を早くお届けできること。中心メンバーとして変革の第一歩を踏み出せたことが嬉しいですね。使命感に燃えています。

石塚

確定拠出年金を導入している企業さまのフォローと、作業のリスク低減が業務の中心です。システム開発からは離れましたが、業務上、システムの仕様を確認しなければならない場面も多いので、システ部門部時代に得たものを活用しながらキャリアを形成できていると思います。現在の部署では会社全体を見渡しながら業務改善を進めていくところに面白さがありますね。

Theme 03 学生時代に得て、今、仕事で役立っていること

小保

課題が見つかり、解決策を企画立案する時に、その目的や効果を具体的な数値を用いながら論理的に説明できること。また、人の意見を集約したり、データを集計して分析したりする時は、大学の研究室で培った統計学の手法がそのまま使えます。自分は理系だからと常に意識しているわけではないですが、強みは十分に発揮できていると思います。

石川

同感です。数学は定理に基づいて証明する学問なので、課題解決に取り組む際には存分に力を発揮できますね。人にものを教えるのはあまり得意ではない私が、新人や後輩の育成という役割もどうにか果たせているのも、今やるべきこととそうでないことを論理立てて説明できるから、という気がします。

石塚

やはり論理的な思考力が役立っていると思います。例えば、事業主さまが送信したデータがエラーとなり、エラー理由を調査し、対応方法を案内するときに役立っていると感じます。エラーの要因を探って疑わしい要素を1つずつ潰し、分析するという作業に集中して取り組む。そして突き止めた要因を、事業主さまに順序立てて説明する。この一連の作業にやりがいを感じるのも、理系ならではでしょう。

Theme 04 働き方や職場環境の魅力について

小保

従業員数は入社当時より増えていますが、本社、東京オフィスを合わせて300名ほどのコンパクトな組織なので部署間の隔たりがなく、とてもいい距離感で仕事ができています。


石川

何か問題が起きた時は必ずチームメンバーを集めてミーティングを開くのではなく、動ける人が主体的に現状確認にあたるなど、状況に応じてフレキシブルに対応できる。それもコンパクトな組織の強みですね。

小保

新人の頃を振り返ってありがたかったと思うのは、どの先輩も「いつでも相談に乗るよ」という雰囲気でいてくれたこと。だから困った時はすぐに相談できました。それは今も変わりませんね。どの部署で誰とチームを組んでも気持ちよく仕事ができる会社ですよ。

石塚

先輩・上司のタイプで言えば、裁量を与えてくれる人が多いという印象です。裁量を与えてくれるといっても放置するわけではなく、細やかなフォローをしていただいているので、非常に仕事がやりやすいなと感じています。

石川

働き方では、新型コロナによってテレワーク率が一気に高くなりましたね。私たちの部署はもともとテレワークとの相性がいいのですが、働き方の変化に合わせて業務の進め方を工夫しています。

小保

テレワーク用のノートPCや携帯端末も支給されましたしね。コミュニケーション面や提案時に状況の変化に柔軟に対応できる環境が整っています。

理系学生へのメッセージ

論理的思考力は、業界や職種を問わず役に立ちます。人に説明を求められた時、「なんとなく」ではなく、根拠を明確にできるかどうか。それが学生と社会人の違いといってもいいくらいです。理系の方はこの思考力が大学の講義や研究のなかで身についていますので、就職活動でもあなた自身をしっかりアピールできるはず。頑張ってください!

Ishikawa

研究で培った論理的思考力や粘り強さは、業務上、必ず役に立ちます。ただ、私は新人の頃、自分の仕事の仕組みを理解できるまで、想像以上に時間がかりました。ですから、皆さんを迎えた時には、じっくりと考える時間を与え、物事を柔軟に考えるためのアドバイスができる・・・そんな先輩でありたいと思っています。

Ishizuka

理由を問われる場面が多いのが当社の特徴です。若手が役員に説明するということも珍しくないので、物事をロジカルに捉えることができ、なおかつ自分の言葉でアウトプットできる人。あるいは、今は難しいけどいつかそうなりたい、そんな仕事がしたいと考えている人にはぴったりの会社ですよ。一緒に仕事ができるのを楽しみにしています!

Kobo