ITとデジタルの専門知識を駆使して事務作業の効率化とサービス向上を目指す

Hiroki Yamada | 山田 弘樹

2018年入社 業務企画部 工学研究科 電気・電子システム工学専攻終了
※取材当時の内容です

新サービスの開始や法改正に合わせ
事務作業の効率化を企画・実行する

レコードキーピング業務の事務作業の効率化やお客さまへのサービス向上を目的として、ITシステムの構築・改修にかかわる企画立案や、EUCと呼ばれる業務用ツールの開発などを行っています。
仕事が発生するタイミングとしては新サービスの開始や法改正時が多く、最近の事例としては個人型確定拠出年金(iDeCo)加入手続き等の電子化があります。これまでペーパーで行ってきた業務をweb化するには、社内のシステムをどう変更すればいいか。関係機関に何をどのタイミングで通達すればいいか。業務センターのオペレーションをどう変えるべきか。それらを検討・立案して具現化の道筋を作り、その業務全体にかかわる事務作業の効率化も担う、という流れですね。事務作業の効率化については、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション:プロセス自動化技術)を積極的に導入しています。最も効果を発揮しているのは情報を端末に入力する工程で、現在、業務センターでは私の部署でつくったものを含め、複数のRPAロボットが稼働しています。

コスト削減を含めた創意工夫の効果を
現場の声と数字で実感できるのが嬉しい

サービスの向上や事務作業の効率化を図る上で最も大切なポイントは、いかにしてヒューマンエラーを防ぐかということです。ただ、最初からITシステムやデジタル技術に頼るとうまくいきません。人でなければできない仕事がありますし、当社の場合、様々な業務に基幹システムが関係するため、システムの改善ありきの解決策では必ずコスト面の問題に突き当たるという事情もあるのです。
そこで求められるのは創意工夫です。例えば、現場のオペレーションを担う意識改革を促しながら、人が行ってきた業務の一部をRPAロボットや業務用ツールに置き換えることで、ヒューマンエラーを防いだり、作業を効率化したり、という形ですね。事務作業の効率化を進める際には、現場のオペレーターの皆さんへのヒアリングを入念に行い、改善策の実行にあたっても丁寧なアナウンスとフォローを行います。何より嬉しいのは「仕事がやりやすくなった」「これならエラーが減りますね」という声を聞けた時。試算どおりに効果が出ているかどうか、実測値として確認できるのもこの仕事の良さだと思っています。

他の部署で発生した課題であっても
当事者意識で取り組める人が揃っている

JIS&Tは設立以来、レコードキーピング業務の多くをペーパーとペンで行ってきましたが、今後はペーパーレス化・自動化を慎重に進めていくことになるでしょう。法改正も絡んでくるので相当に困難なミッションになるでしょうが、近い将来を想像した時に苦しさよりも楽しさの方が大きいと思えるのは、JIS&Tだからです。当社は横浜本社、東京オフィスを合わせても300名ほどのコンパクトな組織。部署間の距離が近く、お互いの性格や強みをよく理解しています。また、フットワークが軽く、どの部署で発生した問題でも当事者意識を持って取り組める人が揃っていますので、できないことはない。きっといい仕事ができる。そう思えるのです。

1日のスケジュール

  • 08:30
    出社

    スケジュールを確認後、業務部、システム部などの社内関連部署、社外から届いているメールに返信します。業務企画部はテレワーク率が高く、緊急事態宣言中はほとんど在宅でした。

  • 10:00
    関係部署との打ち合わせ

    業務部、システム部の担当者と事務作業効率化の具体策について打ち合わせ。自宅からリモートで参加することにも慣れました。

  • 11:30
    昼食

    気分転換になるので外に出ます。みなとみらい周辺のお店が多いですね。

  • 13:00
    デスクワーク

    RPAの設計書や仕様書、役員への報告用資料などを作成します。ソフトウエア型のRPAロボットの開発(プログラミング)を行うこともあります。

  • 18:00
    退社

オフの過ごし方

体調維持を目的に週末はランニングをしています。好きなコースはお台場ですね。レインボーブリッジを通って1時間くらい走ります。地元の品川には昔ながらの銭湯がたくさん残っているので、子どもと銭湯巡りをするのも楽しみの1つです。